★puppetmouth’s blog★

清水エスパルスに関しての雑感。基本応援スタンス。遠方なので情報難民。素人なのでまったり更新。

第6節 vs柏レイソル

デュークううぅううわああああああああぁぁぁかっけえええええええぇえええ

 

失礼しました。

取り乱しました。

以下努めて冷静にお伝えさせていただきます。

 

◼︎試合展開とレイソルのサッカー

だいぶ持たれて苦労しましたね。

ルヴァンで対戦した時もボール回しが上手いチームだなーと思って見てたんですが、柏のストロングは2CBのビルドアップ技術ですね。短いパスや判断の速さだけでなくフィードも上手かったです。

(もっともこの2枚は高さがないので、本来であれば相手を押し込んで空中戦で仕留めるのが理想なんですけど、そういう展開にはならなかったですね…。)

またそのルヴァンでスーパーゴールを決めた手塚も、左SBの輪湖もパス回しはうまかったですね。

 

というわけで、この試合の一番のポイントは柏のハイライン戦術だと思います。

 

柏の最終ラインが高いことに加え、後ろの技術が高いこと、ボランチ一枚が落ちてビルドアップに加わることから、清水はあまり前からプレスをかけるのが賢明ではない(かわされる)ため、無闇に追わず低い位置に留まる/押し込められる展開が続きました。

 

それに付随して、清水が跳ね返してもコンパクト(それは清水もといえばそうなのですが)にラインを保つ柏がセカンドを回収しやすい展開だったのもポイントの一つだったと思います。

 

また、柏はかなり前からプレスをかけてきました。特に中川と大津はかなり運動量を使って守備にも貢献していました。

(余談ですが、ディエゴオリヴェイラは思ったより守備するんですね。あとボールの予測が良かったです。攻撃面はほぼ完封できましたけどね。)

 

清水の狙いとしても、高い柏のラインの裏を狙ってフィードというのがありました。

 

ボランチにつけていったん落ち着けるよりも、前に蹴ったほうがリスク少なくひっくり返せるというのはありましたね。

「長いシーズンを考えてじっくり回すことにこだわれ」論者の筆者も、この試合に限っては縦に速い攻撃で良かったと思います。

 

よって、清水の攻撃は早く短く、柏の攻撃は手数をかけて、というのが余計強調されました。

 

なお、柏はクリスティアーノと大津をサイドに張らせていました。おそらく清水のSBは中に絞るのと、2CBのフィード精度がヤバいレベルなので、サイドで起点を作りたかったんでしょうね。実際サイドで起点を作るシーンは何回もありました。

面白いのは、清水の場合2CHの枝村白崎はどちらかというと中に絞ってSBがその外を回るシーンが多いですが、柏の場合は逆にSBがCHの中を走っていくシーンが目立つことですね。

ただし、柏はCHが持った後のコンビネーションがなかなか発動せず、後半に一度ワンツーから清水の左サイドを崩したシーンはありましたが、どちらかというとCHまでは届いてもそこからのサポートやパスコースがないというシーンも多くて、そのあたりが課題なのかなと思ってしまいました。

柏の枠内シュートはいずれもPA外からのミドルで、清水がややラッキーな形で先制したという展開のあやもあったとはいえ、ポゼッションの差の割に決定的なシーンの数では大差なかった気もしますね。

 

後半伊東を投入してからはほぼ戦術伊東で、実際になんとかされそうな雰囲気も感じましたが、清水は白崎が松原のお守りをしてあげたり、何とか粘って耐えました。

六平も地味に際どいところで何度か体を張ったクリアで助けましたね。

 

見ていて思ったのは、柏の中央への縦パスがキープ力の割に少なかったこと。清水が中を固めていたのも大きいですが、やっぱり、前半の中川の決定機や後半の大谷の宇宙開発のシーンなんかを見てると、いずれにも絡んだ大谷のプレイは結局大きかったってことですね。単純なミスも目立ちましたが、怖いプレーヤーであると思いました。

 

試合展開的には、前半の中川の決定機でやられていたら、まったく違う展開になったでしょうね。

 

そして、上述のように清水としては裏狙いがチームの意識の一つだったと思うわけなんですが、村田を早めに投入したのは当たりましたね。個人でスペースを突いて時間を作れると、実際にチャンスや決定機に絡むというだけでなく、柏の選手を全員高い位置から低い位置に動かせるという意味でも貴重な役割だったと思います。

 

枝村は前節の磐田戦(あ、レビュー書いてない…まあいっか)ではかなり相手に対策されていて時間を与えてもらえず苦慮していましたが、この日はまた違った意味で、というのも攻撃の時間が短かったので攻撃時のポジショニングという己の武器を使う展開になかなかならず、苦慮していました。そういった点からも村田の早い交代というのは効果的だったと思います。

※磐田戦は、最も大切である得点機でのプレイで集中を欠いて非常に悔しくもったいない試合をしましたし、枝村も輝けませんでしたが、内容は柏戦より良かったと思っています。

 

柏は終盤選手交代で4-2-3-1のような形にしたりしていたように見えましたが、システム変更自体はあまり効果はなかったように思います。

 

◼︎選手についての雑感

白崎については結構意見が分かれている…というか厳しい評価が多いように思います。

まず、上にも書いたように伊東への対応はじめ守備での貢献は相変わらず素晴らしいです。

また、バーに当てたシーンでは低い位置からかなりスプリントをかけてゴール前まで走っています。

そして、枝村やデュークなんかとは違って、フル出場してチームに貢献しています。

そういったこと諸々を考えると、今の白崎はかなり多くのタスクをしなければならず、正直大変な役回りであると思います。よって、そこは評価してあげなければならないと思います。

そして、白崎自身も「こんなに守備で走ってるのに」という意識もあると思います。

その上でですが、雑というか集中を欠いているようなプレイが見られるのは若干気になります。味方に要求するジェスチャーなんかも、要求することそれ自体や勝気な部分が見られるのは一流プレイヤーによくあることで、切り替えの儀式の一種と考えればまあいいんでしょうが、そもそも彼自身の判断の遅さや雑さでミスになっているのを、若干周りに責任転嫁している感が無きにしもあらず、という気がしてしまいます。

ということで、彼には期待も評価もしている分、もう一段上を目指して集中して謙虚にプレイしてほしいと思いますね。そうすれば報われると思います。テセがそうであるように。

 

あ、犬飼は鹿島戦では散々でここでも苦言を呈しましたが、磐田戦では素晴らしいパフォーマンスだったと思います。柏戦でも解説にお叱りを受けたシーンが1つありましたが、役割は十分に果たしたと思いますね。

小林監督も、交代も成功しましたし、良い方向付けをしたと思います。正直この日は、選手の力では柏の方が若干上だったかもしれませんが、監督コーチの力では清水が上回ったと言っていいと思います。

 

◼︎終わりに

今季の清水に楽に戦える相手は無いと思っています。大宮は試合を見る限り選手がロイヤリティや守備のハードワークをやや失っているような感じも若干ありますが、相手もプロなので結果が出ていない分怖さがあります。一度乗せてしまうと逆にいつも以上に張り切りそうですし。

この日のようにしたたかに戦って、勝ち点を挙げてほしいと思っています。

今回はあまりまとまりがないですが、この辺で。