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★puppetmouth’s blog★

清水エスパルスに関しての雑感。基本応援スタンス。遠方なので情報難民。素人なのでまったり更新。

J2第33節 vs松本山雅

非常に悔しい敗戦です。

なかなか切り替えられないというのが本音ですが、守備力の差が勝敗を分けたゲームのような気がします。

 

⬛︎全体の流れ

入りは清水の方が良かったと思います。

ただし、石原の切り込んでのシュートぐらいから清水のミスが見え始め、しばらく松本のペースになりました。

終盤は押し込む時間もありましたが、大きなチャンスをあまり作れないまま試合終了となりました。

 

⬛︎ポイント

◻︎芝

触れずにいられないのは、ピッチの状況です。

「清水は芝が良かったら勝てた」というのを言いたいのではなく、むしろこういうピッチを用意してそれを生かしきった松本のスタッフの力だと思います。(それが意図的だったかは分かりませんが、私にはある程度は意図的だったように見えました。)

◻︎空中戦

①相手は攻撃時前線に簡単にあげてくるプレイも多用していて、清水のディフェンスは苦労していましたが、ただここはある程度やられても粘り強く対応していたと思います。

②今まで預けどころとして機能していたテセへのボールがほとんど効かなかったのは、清水としてはリズムの出ない一因だったと思います。

そういえば、この試合、植草はGKでラインを何度も割っていてイラっとした清水サポは多分多いと思います。なぜそうなったかというと、GKのターゲットとして白崎を狙っていたからです。なぜ狙っていたかというと、テセに上げれば飯田に弾き返されてカウンターのピンチになるリスクがあるからでしょう。

なお、相手は高崎が空いていなければGKなどでは六平のところに上げるのを一つの狙いにしていたように見えました。というより、山本が競り合いに勝てるのでそこに上げてこぼれ玉を狙って押し込むというのが正しいかもしれません。

実際、清水のピンチの多くはロングボールのこぼれ玉からでした。

◻︎パウリーニョ

彼自身がボール奪取とミドルを持ち味にしていることは言うまでもありませんが、彼個人というより松本は彼が入ってより戦い方がはっきりしてきた印象があります。前に対戦した時との違いはここではないでしょうか。

今シーズン始めの松本は「つなぐ」ということをテーマにしていたと思うのですが、この試合では割り切った戦い方を選択してきました。対清水というのもあると思いますが、彼が入ったことで松本の戦い方が以前の松本に近くなったような気もします。

パウリーニョといえば、千葉が前半戦好調だったシーズンのレギュラーでした。ざっくり言うと、当時の千葉は次第に相手に分析されパウリーニョを越すロングボールを多用されるようになり、調子を落とした記憶があります。松本は最終ラインもヘッドが強いので、パウリーニョもフィットしやすいんだと思います。

◻︎セットプレイ

松本のセットプレイは流石でした。競った後のプレイがよくデザインされていて、失点のシーン以外も落とした後に動きながら受けられるようにポジショニングや狙い所が工夫されていました。

 

⬛︎エスパルスの攻撃

まず、エスパルス目線で言うとパス・クロスの質がいまひとつでした。ここで差を見せられないと勝つのは難しいと思います。合っていれば1点というところで(惜しいシーンもありましたが)質の悪さが目立ちました。

前半は相手が前からプレスに来る展開が多く、そこでいったんいなして前に来た相手ボランチのスペースを使うということができませんでした。

また、相手がリトリートした時はマッチアップ的に特に六平が空いていたのですが、個人が悪いというより周りの選手とうまく連動できず有効なパス回しになかなかなりませんでした。

個人としては、河井、テセあたりはかなり厳しくチェックに来ていた印象です。加えて、意外だったのは松原を結構厳しくチェックしてきたことです。

 

山形戦、水戸戦と、相手は前からプレスに来るという戦いをして、清水としては同様に苦戦しました。この2試合でも、結果的には勝てましたが後ろのビルドアップは課題があるように思いました。

1つ目は、自分たちのやり方に対する自信。今季の試合を見る限り、やはりまだ絶対的な自信を持てていないような、怖がっているような印象があります。前半バイタルを使えず、後半そこを使えるようになってからチャンスが増えるという展開。(もっともこの試合は相手の2ボランチバイタルへのコースをよく切っていたことは評価していいと思います。)

相手のスタミナという要素もあると思いますが、もっと自信を持って回してもいいと思います。

それに付随して、もらう動きを繰り返すこと。リズムが悪い時は大体「どうせ大きく蹴るだろう」という感じでボールを持っていない選手のポジショニング、運動量が足りない印象があります。また選手が前線で渋滞すると感じるところもありました。

2つ目は、預けどころ。テセが厳しく来られた時に、安心して預けられ時間を作れる2つ目のポイントがなかったように思います。ここはブログ当初にも書きましたがボランチの補強、または元紀のコンディションの向上が重要なのではないかと思います。

(預けどころとしては相手を身体で抑えて時間を作れるプレイヤーが一番早いんですが、今までエスパルスの預けどころは実は枝村で、彼は体の強さでなくポジショニングの質と運動量でパスコースを作ってパスをもらう、というある意味替えが効きにくいプレイヤーだと思います。)

ボランチについては、角田や本田という声もありますが、個人的には今のメンバーなら河井竹内の組み合わせが一番だと感じています。鎌田が以前のようなコンディションに戻るなら六平のボランチとしての成長を期待したいところでもあります。

 

枝村のことを書いたので、最後に北川について。枝村とは持ち味が違うので、彼自身の特徴を見せようと頑張っていたと思います。よくないプレイもありましたが、彼のポテンシャルには期待しているので、1つだけ苦言。後半途中で動きが落ちたのが目立ったので、ゲーム体力の部分をもっと上げてほしいと思います。

 

⬛︎終盤に向けて

個人的には、松本戦で相手に合わせて今までのやり方を変えるより、正攻法で崩すことを狙うべきだったと今でも思っているので、小林監督のやり方を批判する気にはなりません。

これまでもレンタル組の試合や個人的に興味がある試合などJ2の試合を結構見ていたこともあって、正直開幕前はJ2でも苦戦するだろうと思っていたので、私は清水の順位は6位ぐらいだろうと予想していました。実際そういう声もそれなりにあったと思います。(もちろん、自動昇格圏内しか有り得ないという意見や、J2でも中位ぐらいだろうという意見もありましたし、それらは理由のないことでもないと思います。)

よって、この敗戦は非常に残念ですが、今季のチーム・スタッフは評価しています。

けが人が多かったマイナスはありましたが、チームのやり方が固まっていき、若手も成長している分、予想以上にやれているというのが感想です。

今のチームがJ1に戻ってやれるかというと、残念ながらまだ不足している部分の方が多いというネガティブな感想を持たざるを得ませんが、かといって後退しているとは決して思いません。

 

水戸や愛媛、松本をはじめ、J2のチームは守備をサボらずしっかりするチームが多いです。昔と比べても、J2下位のレベルは近年明らかに上がっていると思います。

一方で、守備をしっかりするチームの多くは得点力に課題を持っているようにも思います。ということは上位には善戦しても引き分けが増えて下位に取りこぼし勝ち点を伸ばすのに苦労するということを意味します。

エスパルスのように遅いサッカーでも崩せる方向を目指すのであれば、今回の松本のようなチームに(あるいは苦手なチーム、コンディションの時に)試合単位で苦戦したとしても、年間を通じての戦いで上に立てていないといけません。

多くの選手が口にしていたようにこれまで優位な試合で勝ち点を取りこぼしてきたのは、自分たちに原因があります。(選手だけでなく、当然スタッフやフロント、そしてサポーターにも、と考えるべきでしょう。)

これまでのいろいろな点での甘さを取り返すのにここまで時間がかかっているんですから、その課題を克服するまでは諦められません。

 

つい長くなってしまいましたが、最後まで、ぜひ前を向いて戦ってほしいと思います。これからも応援し続けたいと思います。